AWS EC2でインスタンスタイプを変更する際の注意点

先にまとめ
- CPUアーキテクチャを変更することはできない
- ファミリータイプを変更すると、元のインスタンスと差分が出る可能性有り
- インスタンスサイズの変更では、元のインスタンスと同じ(ライブラリのインストール状況など)になっていた
CPUアーキテクチャを変更することはできない
下記のようなインスタンス世代(2とか3,4)の後に入っている文字が、元のインスタンスと違う文字のものを選択することが出来ないようです(CPUの場合しか見ていません)
t2 -> インテル Xeon
t3a -> AMD EPYC 7000
t4g -> Arm ベースのカスタムビルドの AWS Graviton2
料金比較やスペック比較をしても時間の無駄になってしまいます。
そのため、おとなしく同じCPUアーキテクチャを選択するのが吉かと思われます。
インスタンスサイズを変更するだけに留めるのが良さそうです。
ファミリータイプを変更すると、元のインスタンスと差分が出る可能性有り
t2.midium -> t3.midium # 世代が違う
t2.midium -> m5.midium # ファミリータイプが違う(試せてない)
このようにCPUアーキテクチャが同じでも世代が違ったりファミリータイプが違うと、元のインスタンスでインストールされていたライブラリがインストールされていない現象が発生しました。
インスタンスサイズの変更では、元のインスタンスと同じ(ライブラリのインストール状況など)になっていた
t2.midium -> t2.large
t2.micro -> t2.midium
このように世代もファミリータイプも変わらずインスタンスサイズだけの変更であれば、元のインスタンスに入っていたライブラリはそのままインスタンスタイプ変更後のインスタンスにも入っていました。
最後に
スケールアップを検討している際など、インスタンスタイプ変更したい機会は多いと思います。
どなたかの参考になれば幸いです。